出会い
2003年10月の終わりごろ、千葉県館山で中型犬のブリーダーをしている友人から電話がはいりました。
「猫、2匹保護しちゃったんだ、黒猫とシャム猫の兄弟だよ〜」
彼女は、特別に猫の保護活動をしているわけではないのですが、かなり以前からよく捨て猫さんとの
めぐり逢いがあり、今までもたくさんの猫さんを保護していました。
この猫さん兄弟が保護されたのは、千葉県の長狭街道という国道沿いです。
この道は、そんなに特別広くはないのですが、木更津から鴨川へ抜けるのに便利な道路なので
交通量がけっこう多く、トラックなどスピードを出して通りすぎたりします。
街道沿いは、背の高い草むらになっており、時速40〜50kmで走っている車の中から、この子猫たちを
見つけられたことは本当に奇跡に近かったかもしれません。
交通事故の危険性はもちろん高いところですが、周りは山があり、野生の猿や野犬、カラスなど、
生後1〜2ヶ月の子猫たちが自分たちで生きていくには非常に難しい場所です。
もしも保護されなかったら、車に轢かれないまでも、野生の動物たちの「ご飯」になってしまって
いたかもしれません。
保護した彼女いわく、「兄弟2匹だけしか見かけなかったけど、もしかしたら男の子、女の子でわけて、
分散して街道沿いに捨てていったのかもしれないね・・」とのことでした。
このあたりはまだ自然が多く、「犬を捨てるのなら山へ」的な考え方をする方がまだたくさんいるようで、
捨て犬も捨て猫も1年中、絶えないそうです。本当に悲しいことです。
彼女の家には当時、ワンちゃんが成犬と子犬を含めて20頭近くと、先住猫さん1匹がいました。
子猫たちを、連れ帰ってすぐに先住猫さんと同じお部屋に入れたそうですが、猫も犬もまったく怖がる
ことなく、2匹でいきなりやりたい放題元気に走り回ったそうです。
小さな子猫からみれば、10kgにもなる中型犬は「巨大」な生き物のはずですが、それもお構いなく、
ずけずけとワンちゃんエリアにも入り込んで遊んでしまい、かえってワンちゃんたちの方が面食らって
しまったそうです。
そんな元気いっぱいの子猫たちと初めて会ったのは、2003年11月9日。
元親さんのところに1泊で遊びに行ったのですが、本当に物怖じしない子猫たちで2匹でよく遊び、
その晩は2匹とも一緒に腕枕で寝てくれて、感激でした。
|
 |
|
 |
| たぶん弟?の黒ちゃん |
|
初めて会ったときの音生くん
お顔の模様が「おサル」みたいでした |
|
彼女のところには年老いた先住猫がいて、どうやら、この若者?達のパワーに圧倒されてしまって、
ちょっと、神経質になってしまっていたようです。
もし、引き取ってもらえるならうれしいな・・という彼女の言葉にもうすっかり乗り気。
当時、美々さんがちょっと一人ぼっちでのお留守番が寂しそうだな・・・と感じていたこともあって、
シャム柄の保護猫さんいないかななんてちょっと考えていたときでした。
ただ、心配だったのは感染症です。
保護主の彼女自身はとてもおおらかな考え方を持っているので、たとえエイズや白血病を
もっていてもぜんぜんかまわないという人でした。
もともと、保護猫きららの時も「うちで引き取ってあげてもいいよ」と言ってくれた人です。
そして、血液検査の結果がOKならウチの子にするねということで、この日は面接?だけで
お別れをしてきました。
その後、人間の都合で検査がのびのびになってしまい、やっと12月21日、お迎えに行くことに
なりました。検査結果はもちろん2匹とも、エイズ・白血病ともに陰性。
余りにも兄弟仲が良かったので、2匹を引き離すのが忍びなく、わが家では2匹ともとりあえず
つれてきちゃおうと考えていました。
が、当日、彼女のご主人の
「・・・2匹とも連れて行っちゃうの・・・・?」というちょっとさびしげなお言葉に、黒ちゃんを断念。
黒ちゃんはそのまま先住猫さんと一緒に暮らすことになりました
でも、これで彼女の家もわが家も2匹ずつなので、お互いに寂しくなくてよかったかもしれません。
|
 |
|
 |
| 兄弟一緒の最後のお食事 |
|
右側にちょこっと見えているのが先住猫の
マルちゃん |
 |
|
 |
| 「ひゅーご」になるはずだった黒ちゃん |
|
元親さんのお家で最後のショット
まだ、「おサル」顔 |
|
名前はすでにシャム柄ちゃんは『音生(ねお)』、黒ちゃんは『ひゅーご』という名前に決めてました。
#名前のソースは・・わかる人はわかりますよね〜。(^^;)
元親さんと黒ちゃんにお別れをつげ、車で約2時間あまり、音生くんははるばる?海ほたるを超えて、
わが家のプリンスとして君臨することとなりました。
|